アダルトOKのVPSサーバ

アダルトサイトのVPS事情

はじめまして。
当サイト管理人の斎藤と申します。

 

現在わたしは、某中堅アダルト系メーカーでWEBエンジニアをやっています。
AVの動画や画像、風俗、アダルトグッズなど色んなタイプのサイトを作ってきました。
仕事だけではなく、個人的な趣味でもアダルトサイトを作っています。

 

5年ほど前から、mixiで知り合ったアダルト系アフィリエイターの人達と交流があります。
わたしはアダルトサイトを10年くらい毎日のように作成・運用してきたので、そのアフィリエイターさん達から色んな相談を受けます。

 

その中でも多い相談が「アダルトOKのおすすめVPSサーバがあったら教えて!」というものです。

 

日本には400以上のレンタルサーバ業者が存在しています。
しかしアダルトサイトOKのVPSを提供しているのは、わずかに4社しかありません。

 

だからと言って、アダルトNGのVPSにアダルトサイトを作ってしまうと、強制撤去されてしまいます。
私は、有名なさくらVPSやカゴヤVPSにアダルトサイトを作ろうとしたことがあります。
しかし公開の準備をしていた段階で見つかってしまい、強制退会させられました・・・。

 

アダルトサイトを公開できるVPSは、たったの4社です。

 

しかしその中から、アダルトサイトに最も適しているオススメのVPSサーバを厳選してご紹介いたします。

料金・基本機能の比較

 

GMO WEBKEEPERS FC2 アナハイム
プラン名 マイクロ レギュラー レギュラー Bプラン
初期費用 無料 無料 無料 無料
月額 1008円 1180円 1180円 8400円
メモリ 2GB 2GB 2GB 3GB
HDD 100GB 160GB 160GB 80GB
CPU 3コア 1コア 1コア 1コア

日本でアダルトOKのVPSはこの4社です。
サイトをApache、PHP、Mysqlで動かす場合を想定して、メモリが2GBのプランを比較しています。

 

まず初期費用は4社共に無料でした。

 

月額費用は1000円台が中心です。
最も安いのはGMOの1008円でした。
アナハイムは8400円と突出して高いですが、VPSが出始めた2008年ごろの割高料金がそのまま残っているようです。
誰がこんな高いVPS借りるんだよ?っと思われるかもしれませんが、昔はここしかアダルトOKのVPSが無かったのです・・。

 

HDDは、一般的なアダルトサイトの場合30GBもあれば十分だと思うので、とくに語ることはありません。

 

最後のCPUは、とても重要です。
アクセス数が少ないうちは1コアで十分ですが、ある程度のアクセスが集まってくると、1コアでは厳しくなってきます。
CPUは、GMOが3コアで突出して優れています。

ネットワーク回線の比較

GMO WEBKEEPERS FC2 アナハイム
回線速度 100Mbps 100Mbps 100Mbps 非公開
(おそらく1~10Mbpsほど)
転送量 無制限 無制限 無制限 無制限
IPアドレス 1個 1個 1個 1個
データーセンター 日本 米国 米国 日本

回線速度は3社が100Mbpsです。
これだけあれば、月間3000万PVの中規模サイトくらいまで運用可能です。

 

転送量は4社共に無制限です。
通常のレンタルサーバーは、転送量に上限があります。
そのためアクセスが増えてくるとレンタルサーバ業者から「迷惑だから出ていってくれ」と言われたり、アクセスを強制遮断されることがあります。
無制限であれば、どれだけアクセスが増えても「出ていってくれ」と言われることはありません。

 

IPアドレスは、4社共にグローバルIPを1個もらえます。

 

最後は重要なデーターセンター、つまりサーバがどこに置かれているのかという話です。
データーセンターは国内が良いです。
理由はサイトの表示速度に影響してくるからです。
物理的なネットワーク間の距離は、サイトの表示を遅らせてしまいます。
その遅れは距離に比例しますが、アメリカの西海岸のサーバを日本から見た場合、おおよそ0.1~0.5秒ほどレスポンスが遅くなります。
そのため、アメリカにサーバがあるWEBKEEPERSやFC2は、ワンテンポ遅くサイトが表示される感じがします。
サイトの表示速度をチェックするツールで図ると一目瞭然ですが、体感的にも結構大きいです。

 

海外サーバーを使えば、日本の法律が適用されないので、違法な無修正モノやロリ系のサイトが作れると言う人がいます。
これは間違いです。
サイトの運営者が日本国内に居れば、日本国内の法律が適用されます。
FC2などの海外サーバを使って逮捕されたというニュースが最近特に目立つので皆さんご注意ください。

 

まとめると、サーバーは海外よりも、日本国内にあるほうが断然有利ということです。

使い勝手を比較

GMO WEBKEEPERS FC2 アナハイム
利用開始まで 15分ほど 1時間くらい 1時間くらい 1日ほど
お試し期間 ○(15日間) △(返金制度) △(返金制度) ×
プラン変更 △(提供予定) × × ×
OS再インストール △(申請制) △(申請制) △(申請制)
SLA 99.95% × × ×

まず契約してからVPSサーバを使えるようになるまでの時間ですが、これは圧倒的にGMOが早かったです。
契約から15分ほどで「VPSが準備できました」というメールが来ていた感じです。
WEBKEEPERSやFC2も早かったですが、それでも1時間以上は待つので、この点はGMOの圧勝です。

 

お試し期間はGMOだけ有ります。
使ってみて、イヤだったら「契約しない」ということができます。
WEBKEEPERSやFC2は、いったん契約した後にイヤだったら「返金します」という、ちょっとややこしいシステムです。

 

プラン変更は地味にありがたい機能です。
例えばサイトが大きくなってアクセスが増えてきたという時に、スペックの高い上位プランに変更できるという機能です。
この機能が無ければ、サーバ移行が必要になります。
新しいVPSを借りて、サーバを構築して、プログラムを移して、データを移して、データの同期を取って、DNSを変更してと、かなり面倒な作業になりますし、移行失敗のリスクも発生します。
これらの問題を手軽に解決してくれるのが、プラン変更なのです。

 

OS再インストールは、サーバ構築に失敗して初期化したい時などに必要となります。
VPS初心者の方はお世話になるかもしれません。
GMOはOS再インストールの機能があります。
他社は、「OSの再インストールをお願いします」という申請をすると、数日後に再インストールがされるというアナログな感じです。
その数日間作業ができないのが痛いです・・。

 

最後のSLAといのは、サーバ稼働率のことです。
GMOはサーバが99.95%稼働することを保証しています。
これは「1ヶ月間で21分以上停止しない」ことを保証するという意味です。
私はGMOのVPSを3年ほど使っていますが、ほとんどメンテナンスも無く、止まることが皆無なので、確かに99.95%稼働は守られているようです。

まとめ

GMO WEBKEEPERS FC2 アナハイム
プラン名 マイクロ レギュラー レギュラー Bプラン
初期費用 無料 無料 無料 無料
月額 1008円 1180円 1180円 8400円
メモリ 2GB 2GB 2GB 3GB
HDD 100GB 160GB 160GB 80GB
CPU 3コア 1コア 1コア 1コア
回線速度 100Mbps 100Mbps 100Mbps 非公開
(おそらく1~10Mbpsほど)
転送量 無制限 無制限 無制限 無制限
IPアドレス 1個 1個 1個 1個
データーセンター 日本 米国 米国 日本
利用開始まで 15分ほど 1時間くらい 1時間くらい 1日ほど
お試し期間 ○(15日間) △(返金制度) △(返金制度) ×
プラン変更 △(提供予定) × × ×
OS再インストール △(申請制) △(申請制) △(申請制)
SLA 99.95% × × ×
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