VPSのスワップ領域

スワップ領域の無いVPSの危険性

一部のVPSにはスワップ領域が無い。
スワップ領域が無い場合どうなるのだろうか?

 

答えは「サーバが落ちる」可能性が高い。

 

スワップ領域が無い場合、メモリを使い切るとプロセスが削除されていく。
この時、ApacheやMySQL、FTPやSSHと言ったWEBサーバに不可欠なプロセスまで消させることがある。
こうなるとWEBサーバとしての機能を果たせなくなるため、サーバが落ちた状態になってしまう。

 

SSHが消された場合には、復旧手段がVPS業者が提供するコントロールパネルから再起動をかけるしかない。

スワップ領域の無いVPSはどれ?

スワップ領域の無いVPSの見分け方は簡単である。
仮想化プラットフォームが「Virtuozzo」か「OpenVZ」であるかどうかだ。
「Virtuozzo」や「OpenVZ」はそのシステム上、スワップ領域が作れない。

 

アダルトOKのVPSサーバで言えば、「FC2」や「WEBKEEPERS」はスワップ領域が無い。

 

逆に「KVM」や「Hyper-V」であれば、スワップ領域が作成できる。
アダルトOKのVPSサーバで言えば、「GMO」や「winserver」にはスワップ領域が存在する。

スワップ領域が無いときの対処法

スワップ領域が無ければ自分で作ればいい。
※参考サイト
http://kazmax.zpp.jp/linux_beginner/mkswap.html

 

ただし非常に手間がかかるし、VPS業者のサポート対象外になってしまう。
スワップ領域が必要であれば、最初からスワップ領域が存在するVPSを選んだほうが賢明だ。